大和アセット、「スマートテクノロジー」を7月20日に設定、投資先にはポストコロナ社会の注目分野多数

 大和アセットマネジメントは24日、「ダイワSociety 5.0関連株ファンド(愛称:スマートテクノロジー)」シリーズを7月20日に新規設定すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に需要拡大が見込まれるテクノロジー関連分野に幅広く投資する。IoT(モノのインターネット)関連やAI(人工知能)関連など、投資先分野に属するファンドの多くは、コロナショック時におけるパフォーマンスが良好であった。コロナウイルスの感染再拡大が拭えない中、同ファンドは、ポストコロナ社会を見据えた投資家の関心を集める可能性がある。

同シリーズは、実質的に、Society 5.0をテーマに選択したファンドへの投資を通じて、日本を含む世界の企業の株式に投資する。リリースによると、Society 5.0とは、Society 1.0(狩猟社会)、Society 2.0(農耕社会)、Society 3.0(工業社会)、Society 4.0(情報社会)に続く、未来社会のモデルを意味する言葉。同ファンドでは、Society 5.0を「支える技術(デジタル基盤技術等)」、「健康的な暮らし(医療等)」、「便利な暮らし(省力化等)」、「豊かな暮らし(消費・サービス等)」の4つのコンセプトに分けて、成長性などから各コンセプトへの投資配分を決定。次に、競争優位性などを考慮して各コンセプト内の投資先ファンドとコンセプト内における投資配分を決定する。

リリースをみると、「支える技術」ではIoT関連、サイバーセキュリティ関連、AI関連などのファンドやETFに投資。「健康的な暮らし」では医療機器関連など、「便利な暮らし」ではフィンテック関連、ロボット関連など、「豊かな暮らし」ではeコマース(電子商取引)関連、クラウドコンピューティング関連などのファンドやETFに投資する。いずれも、対人接触の減少というポストコロナ社会において求められる分野に関するものばかりだ。

分配方針によって「資産成長型」と「予想分配金提示型」の2コースに分かれる。「資産成長型」は年2回決算型。「予想分配金提示型」は毎月決算型で、分配金額は原則として基準価額の水準によって予め提示されている金額となる。1万口当たりの分配金額は、期末前営業日の基準価額が1万円以上1万1000円未満の場合は100円、1万1000円以上1万2000円未満の場合は200円などであり、1万円未満の場合は分配を見送る。

投資先ファンドの信託報酬を踏まえた実質的な信託報酬等(税込)は年率1.67%~1.96%程度。参考までに、日本を含む先進国の株式に投資するモーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」内のアクティブファンドの平均は1.60%である。販売会社は大和証券。

なお、国内公募追加型株式投信(ETF除く)の株式型アクティブファンドを対象に、同ファンドの主な投資先分野に属するファンドの20年5月末時点の3カ月トータルリターンの平均を見ると、IoT関連(※)の13.68%を始め、AI関連11.03%、ロボット関連9.69%、ヘルス・ゲノム関連8.67%、フィンテック関連8.60%、セキュリティ関連7.09%となり、いずれも株式型アクティブファンドの平均▲1.53%を大きく上回った。

※IoT関連はファンド名に「IoT」、AI関連は「AI」、ロボット関連は「ロボ」、ヘルス・ゲノム関連は「ヘルス」もしくは「ゲノム」、フィンテック関連は「フィンテック」、セキュリティ関連は「セキュリティ」を含むファンドが対象。