毎月分配型、資金回帰の兆し―コロナで金利低下、REIT人気化

 毎月分配型ファンドに資金回帰の兆しが見られる。国内公募追加型株式投信(ETF除く)の毎月分配型は5月に、モーニングスター推計値では1月以来4カ月ぶりの高水準となる357億円の純資金流入を記録。過去1年間では2番目に大きい流入額となった。

流入をけん引するのはREIT(不動産投資信託)型ファンドだ。モーニングスターカテゴリー別の純資金流入額を見ると、毎月分配型のうち「国内REIT」が275億円でトップ、次いで「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」が168億円で第2位となった。

毎月分配型のファンド別ランキングを見ても、トップこそ国内投信残高トップの「ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)」に譲ったものの、第2位から4位までが「ダイワ J-REITオープン(毎月分配型)」、「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」、「ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無」と、国内外REITが占めている。

REITもコロナ危機が直撃し、分配金を引き下げるファンドも見られたが、ランキングで第2~4位に入った3ファンドはいずれも年初来で分配金を維持しており、資金が流入している。

一方、流出基調が強いのが債券型ファンドで、カテゴリー別では「国際債券・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が108億円の純資金流出となったほか、「国内債券・中長期債」も52億円の流出となるなど国内外問わず低迷が続く。

コロナ危機を受けた各国中央銀行の積極的な金融緩和により金利が軒並み低下。利回り面で魅力に乏しい債券からREITへの資金移動が起こっている。