「ひふみプラス」現金比率一段と引き下げも警戒モード継続、「10%以下に下げない」

 国内株式型で純資産残高最大のアクティブファンド「ひふみプラス」は5月末基準の月次報告書をこのほど公表し、コロナ危機を受けて高めていた現金比率を13.92%と、4月末基準の17.2%から一段と引き下げたことを明らかにした。

当ファンドを運用するレオス・キャピタルワークス代表取締役社長で最高投資責任者の藤野英人氏は、現金比率について当面は10%以下に下げないとして、「これ以上市場が上昇したら、値上がり銘柄を中心に一部現金化することを考えている」とコメント。依然として市場の先行きについて警戒モードを続けていることを明らかにした。

当ファンドの現金比率は1月末時点で0.7%にとどまっていたが、その後新型コロナウイルスによる市場への影響が本格化する前に先んじて現金比率を大幅に引き上げ、2月末時点で31.2%となっていた。

緊急対応が奏功し、年初来(5月末時点)のトータルリターンは▲1.61%と、TOPIX(配当込み)を6.38%、モーニングスターカテゴリー「国内中型グロース」に属するファンドの平均を3.37%いずれも上回る。過去5年間(年率)のリターンも9.09%、カテゴリー内で62本中第1位と良好だ。