今晩のNY株の読み筋=過熱感強まる中、調整リスクに注意

 きょうの米国株式市場は、調整する可能性がありそうだ。

きのうの米国株式市場は、アップルとマイクロソフトが上場来高値を更新したことが追い風となり、ナスダック総合指数が史上最高値を更新。NYダウもS&P500もツレ高となった。買いが買いを呼び、きょうもナスダックが連日で最高値を更新する可能性はもちろんあるが、足元のアップル、マイクロソフトの株価は市場コンセンサスを優に超過しており、調整しても不思議ではない。

市場の過熱感を冷やす材料には事欠かない。第一に、NY連銀が社債の買い入れプログラムの減額を開始した。市場は好転していると判断し減額に踏み切ったが、さらなる減額が想起されれば緩和相場を熱望する市場参加者から嫌気売りが出る可能性がある。

第二に、大統領選への不透明感。最新の世論調査では、野党・民主党の大統領候補と目されるバイデン前副大統領が現職の与党・共和党のトランプ大統領を支持率で上回っている。ここへ来てバイデン前副大統領が予備選挙を戦った同党左派のサンダース氏と共同で取りまとめた政策を発表した。現職再選が危ぶまれると想起されれば、不透明感を嫌う市場では売りが広がりやすくなる。

このほか、新型コロナウイルスの米国の感染者が延べ300万人を超えたこともリスク。足元は堅調なIT企業と緩和マネーなどが相場をサポートし、感染拡大によるリスクオフを抑え込んだような格好となっているが、リスク自体は依然高まっている。

これらの調整要因に注意したい。

<主な米経済指標・イベント>
30年国債入札

(日付は現地時間)

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