「つみたてNISA」口座数・買付額の増加続く、買付額は1年前比2.8倍―金融庁調査(20年3月末時点)

 金融庁が14日に公表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2020年3月末時点)」によると、つみたてNISAの口座数・口座における買付額ともに、前四半期比での2ケタ増加が継続し、1年前比でも高い伸びとなった。

金融庁では四半期ごとにNISAの開設・利用状況調査を実施している。20年3月末時点の口座数は、一般NISAが約1186万口座(19年12月末比1.0%増)、つみたてNISAが約220万口座(同16.2%増)。買付額は、一般NISAが約19兆1706億円(同7.2%増、14~20年の利用枠で買付があった金額の合計)、つみたてNISAが約3733億円(同25.5%増、18~20年の利用枠で買付があった金額の合計)。一般NISAも増加しているが、伸び率ではつみたてNISAが上回った。また、つみたてNISA口座数の伸び率を年代別に見ると30代が19.4%増でトップ。買付額では20代が28.2%増でトップとなった。20年初までの株高基調から一転してコロナショックに見舞われる中で、若年層を中心に長期的な視点に基づく資産運用の考え方が広がったことが背景にあるとみられる。

つみたてNISAの口座数、買付額ともに18年1月の制度開始以降、対前四半期での2ケタ増が続いている。また、20年3月までの1年間の伸び率は、口座数で17.2%増、買付額は2.8倍となった。

モーニングスターの調べでは、つみたてNISA対象ファンドの20年3月までの1年間の純資金流入額上位5ファンドは、トップの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(625億円の純資金流入)を始め、以下、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(同496億円)、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」(同470億円)、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」(同370億円)、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」(同273億円、19年9月設定)となった。なお、個別ファンドの資金流入額の集計に際しては、つみたてNISA口座以外の一般口座を通じた資金フローも含まれている点をお断りしておきたい。