三井住友TAM、20年上半期は3872億円の純資金流入で運用会社別トップ、主力2ファンドがけん引

 20年上半期(20年1-6月)における国内ファンド(ETF除く)への純資金流出入額を運用会社別に見ると、三井住友トラスト・アセットマネジメント(以下、同社)が3872億円の純資金流入となり、第2位のゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントを1660億円上回り、全83社中トップとなった。

同社は2019年年間も3744億円の純資金流入となり第3位。20年の月別の純資金流入額の順位は、1、4、5月の3カ月でトップ、2月6位、3月2位。そして国内ファンドが6カ月ぶりの純資金流出となった6月においても5位となっており、相対的に高水準の資金流入が継続している。

同社が運用するファンドで見ると、日本を含む世界の5G(第5世代移動通信システム)関連企業の株式に投資する「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」(愛称:THE 5G)が831億円の純資金流入でトップ。以下、確定拠出年金専用の「インデックスコレクション(バランス株式30)」が504億円、J-REITに投資する「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」が500億円の純資金流入で続いた。「THE 5G」と「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」は同社運用ファンドの中で6月末時点の純資産残高1位と2位。主力ファンドがけん引し、高水準の純資金流入となった。

主力2ファンドのトータルリターンは、「THE 5G」が20年6月末時点の過去1年間のトータルリターンが19.51%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」平均を2.18%上回り、カテゴリー内上位11%(272本中28位)。「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」は過去10年間のトータルリターン(年率)が11.25%とカテゴリー「国内REIT」平均を0.65%上回り、カテゴリー内上位18%(40本中7位)と、いずれも良好である。

なお、「THE 5G」は6月に227億円の純資金流出となった。設定(17年12月)来で19年4月の3億円に続く2カ月目の純資金流出となり、流出超過額が膨らんでいる点には留意したい。