三菱UFJ国際投信がオンライン情報局を開設、15日から「エムオン」放映開始

 三菱UFJ国際投信は7月15日に、資産形成を通じた投資家の未来づくりを応援するための動画チャネル、「三菱UFJ国際投信 ON AIR(エムオン)」を開局する。YouTubeチャネルとして、動画による情報提供を逐次、追加更新していくことによって、運用商品の紹介やマーケットの見方などを運用会社の立場で分かりやすく解説していく。従来は、交付目論見書や月報などテキストや画像を中心とした情報提供が中心だったが、動画による情報提供を拡充することによって、運用会社と投資家との距離を一気に近づけることを狙う。

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛など、上半期の経済活動は停滞し、株式市場も2月‐3月を中心に大きく乱高下した。公募追加型株式投信(ETF除く)は、1-5月は資金流入だったが、6月は約1420億円の資金流出(モーニングスター推計)に転じている。3月に比べると、株価等が大きく値戻ししたことに加え、世界的に感染拡大の勢いが衰えず、2回目のロックダウンの検討も始まるなど、依然として問題終息へのメドが見えないことなどが、投資家の投資心理を後退させていると考えられる。

三菱UFJ国際投信では、「こうした環境下だからこそ、変化への備えとして、資産形成を始め、続けていただきたい」(デジタル・マーケティング部長 今井俊輔氏)と、これまで以上に積極的な情報提供を進める。なにより、つみたてNISA等で資産形成をスタートした投資家には、「続けること」の重要性が高い。世界の市場と日々向き合っている運用会社から、市場の変化等について情報提供が受けられるチャネルを確保することは安心感につながると期待される。

「三菱UFJ国際投信 ON AIR(エムオン)」は、「運用報告チャネル」「商品チャネル」「マーケットチャネル」「ブリッジチャネル」の4つのチャネルで構成され、それぞれのチャネルの特性に合わせたコンテンツをタイムリー、かつ、コンパクトに発信していく予定だ。

「運用報告チャネル」では、同社が運用するファンドで決算期を迎えたファンドから毎月ピックアップして「運用報告書」のポイントを解説する動画を掲載する。また、「月次レポート」を基に直近1カ月の運用経過を説明するケース、さらに、運用報告書の読み方を解説する動画なども流す予定。

「商品チャネル」は、運用会社の立場で、商品の特徴等を解説するコンテンツを提供する。市況や制度の変化等に合わせて、それぞれの商品を取り巻く環境をどのように考えるのかなどを整理して解説するという。「マーケットチャネル」は、同社のエコノミストらによるマーケットの解説。一般的な市況解説では使われないような、同社のエコノミストが活用しているオリジナル指標なども使って、マーケットの面白さも伝えていきたいとしている。

そして、「ブリッジチャネル」は、同社と投資家の「架け橋(ブリッジ)」として開設するチャネルになる。現在、詳細は検討中だというが、たとえば、同社が定期的に開催しているブロガーミーティングを、公開した形のYoutube上で行って、より広い範囲の人々から意見を募るなど、同社が直接投資家の意見を聞く場にしていきたいという考えがあるという。また、その他のチャネルについても「コメント欄」等を設けて、視聴者から直接意見を投稿してもらう仕組みなども導入することを検討している。

同社のオンライン専用インデックスファンドシリーズ「eMAXIS」は、特に、信託報酬など運用コストを低廉にした「eMAXIS Slim」シリーズが個人投資家の強い支持を集めて、シリーズ残高合計は7月13日現在で6996.38億円と約7000億円の規模に成長した。オンライン取引での購入を、これほど拡大できたのは、販売会社がオンライン取引の利便性を高めてきたことに加え、同社がeMAXISシリーズ専用の情報提供ページを開設するなど積極的な情報提供を行ってきた努力の効果もあってのことだと考えられる。今回、動画による情報提供を開始し、より身近な運用会社としてアピールしていく考えだ。(写真は、7月15日に開局する「エムオン」で公開予定の動画コンテンツの1つ。提供:三菱UFJ国際投信)