優れたスチュワードシップ活動を表彰するICGNアワード、日興アセットマネジメントが最終候補に残る

 日興アセットマネジメントは、ICGN(International Corporate Governance Network)が表彰する「ICGN Global Stewardship Disclosure Awards」の最終候補者リストに残った。同リストは、資産運用会社と機関投資家を大手(資産総額600億ポンド:約8.34兆円以上)と大手以外(600億ポンド以下)の4つのカテゴリーで、それぞれ4機関を最終候補リストに残した。日興アセットがエントリーしている大手運用会社部門では、米ブラックロック、蘭ロベコ、英リーガル&ジェネラルが残っている。受賞者は11月4-5日に開催されるICGNのグローバル・バーチャル・サミットで発表される。

ICGNは1995年に英米の機関投資家を中心に、企業統治(コーポレート・ガバナンス)に関する意見や情報の国際的な交換を目的に設立された団体で、本部はロンドンにある。世界45カ国を超える国の公的年金基金、資産運用会社、上場企業などがメンバーとなっており、参加機関の運用資産の合計は54兆米ドル(約5700兆円)を超える。日本からは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が参加している他、運用会社は、三井住友トラスト・アセットマネジメント、アセットマネジメントOne、野村アセットマネジメント、日興アセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメント、SOMPOアセットマネジメント、りそなアセットマネジメント、そして、信託銀行や生命保険会社などが参加している。

ICGNグローバル・スチュワードシップ・ディスクロージャー・アワードは、2018年に創設され、「スチュワードシップポリシーとその実施方法について真の洞察を提供し、開示へのアプローチが他の人が従うモデルを提供する投資家」を表彰している。

最終候補に残っている会社は、大手運用会社のカテゴリーに属する4社の他、総資産600億ポンド以上の機関投資家のカテゴリーでは、日本のGPIFが残っている。GPIFがエントリーしているカテゴリーにはカナダのケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)、米カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)、英ロイヤルロンドン・グループが候補になっている。いずれも各国を代表する巨大な機関投資家だ。

ICGNのアワードは、国際的にESG(環境・社会・企業統治)投資への注目度が高まる中で、ICGNグローバル・スチュワードシップ原則は、環境・社会・ガバナンスの要因をスチュワードシップ活動に統合すべきであると定めており、ICGNが優れた取り組みを表彰するアワードへの関心も国際的に高まっている。(イメージ写真提供:123RF)