野村アセット、ESGファンドへの関心高まる中で「循環経済関連株ファンド」を8月24日設定

 野村アセットマネジメントは「野村ブラックロック循環経済関連株投信」(以下、同ファンド)の運用を8月24日から開始する。アセットマネジメントOneが20日に設定した「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))が3800億円超の大型設定となるなど、ESG(環境・社会・企業統治)関連ファンドへの投資家の関心が高まる中での設定となる。

循環経済(サーキュラー・エコノミー)とは、資源循環と経済成長の両立を目指す考え方のこと。限られた資源の繰り返しの利用、廃棄物の最小化、リサイクルなど、環境維持や持続可能な社会の形成にとって必要な取組み分野といえる。同ファンドは、ルクセンブルグ籍の「ブラックロック・グローバル・ファンズ-サーキュラー・エコノミー・ファンド」(以下、投資先ファンド)への投資を通じて、実質的に新興国を含む世界の循環経済関連企業の株式に投資する。

投資先ファンドは、米ブラックロックが、循環経済を推進する英エレン・マッカーサー財団と提携して19年10月に立ち上げた初の循環経済(サーキュラー・エコノミー)ファンド。循環経済の恩恵や発展への貢献が見込まれる企業の株式に投資し、具体的には、「事業活動において循環経済に適応する企業(変化に適応する企業)」、「非効率の解決に向けて革新的なソリューションを提供する企業(変化を促進する企業)」、「再利用可能な代替素材を提供する企業(変化の恩恵を受ける企業)」、「革新的なビジネスモデルを有する企業」の4つの観点に着目して投資対象を選定する。

投資先ファンドの20年6月末時点のポートフォリオを見ると、組入上位国は米36.72%、オランダ11.96%、フランス8.55%、英国6.53%、イタリア6.12%などとなっており、世界全体の株価動向を示す「MSCIオールカントリーワールドインデックス」(米国57.56%、英国3.88%、フランス3.00%など)と比べると、米国が低い半面、欧州は高くなっている。組入銘柄上位10位内には、プラスチック代替のアルミ製容器を製造する米ボール・コーポレーション、飲料容器の自動回収機などを製造するノルウェーのトムラ・システムズ、商品パッケージの設計・製造の米グラフィック・パッケージング・ホールディングなどのほか、米マイクロソフトやスイスのネスレなどが見られる。

同ファンドは、「Aコース(米ドル売り円買い)」、「Bコース(為替ヘッジなし)」の2コースからなる。投資先ファンドの信託報酬率を含めた信託報酬等(税込)は年1.83%程度。販売会社は野村證券。