「USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド」、6月の純資金流入額は設定来最大、4月に新規買付申込受付を再開

 三井住友DSアセットマネジメントの「USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド」への資金流入が加速している。同ファンドは、マザーファンドの運用の適正規模を考慮して18年1月から新規買付の申込受付を停止していたが、20年4月から再開。モーニングスターの推計によると、20年6月の純資金流出入は144億円の純資金流入となり、純資金流入額は設定(16年2月)来で最大となった。

同ファンドは、米国市場に上場する情報技術関連企業の中から、革新的な技術・サービスなどにより高成長が期待される企業の株式に厳選して投資する。実質的な運用は、米国のティー・ロウ・プライス・アソシエイツ・インクが行う。

20年5月末時点の組入銘柄数は36で、組入上位には、オンライン小売世界最大手の「アマゾン・ドット・コム」、SNS世界最大手の「フェイスブック」、動画配信サービス世界最大級の「ネットフリックス」のほか、「セールルフォース・ドットコム」、「ワークデイ」、「サービスナウ」などクラウドを活用したサービスを展開する企業が並ぶ。コロナショックによる社会のデジタル化を背景に需要拡大が見込まれるIT企業の中でも先行している米国の関連企業に投資している。

新規買付申込の受付再開のタイミングと、ポストコロナ社会のけん引役としての米国IT企業への関心の高まりが相まって、純資金流入額は4月8億円、5月49億円、そして6月144億円と拡大している。

パフォーマンスは良好だ。20年6月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)は19.07%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を17.06%上回り、カテゴリー内上位3%(169本中4位)。リスクに見合ったリターンが得られているのかを見る指標であるシャープレシオを見ると、過去3年間は0.90とカテゴリー平均を0.74上回り、カテゴリー内上位5%(169本中7位)となっている。

米国のIT株高を背景に足元のリターンも好調で、6月末までの年初来リターンは21.45%とカテゴリー平均を30.18%上回り、カテゴリー内上位4%(217本中8位)となっている。