米バンガードが日本撤退、関連ファンドに影響見られず、「SBI・バンガード」は資金流入継続

 米資産運用大手バンガード・グループが日本市場から撤退する。日本及び香港市場向けの投資商品の販売事業から撤退し、中国本土に重点を置く。日本支社であるバンガード・インベストメンツ・ジャパンは27日、営業活動を段階的に終了し、閉鎖すると発表した。

国内投資家への影響が気になるところだが、バンガード・インベストメンツ・ジャパンでは、「バンガードETFおよび日本のビジネスパートナーとの共同ブランドファンドの投資対象商品は、現在と変わりなく、引き続きバンガードの海外拠点にて運用を行う」として、影響はないとしている。

また、バンガードのファンドを組み入れた国内ファンドの運用会社の中では、セゾン投信が28日、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」について、組入れファンドの売買注文はこれまでも海外オフィスを通じて行っているとして、「運用面で特段の影響はない」とのリリースを公表。「楽天・バンガード・ファンド・シリーズ」を手掛ける楽天投信投資顧問も同日、「運用への影響は一切ない」とのコメントを出した。

バンガード・グループの日本撤退が報じられたのは26日。バンガードのファンドを組み入れた国内ファンドの27日の純資金流出入を見ると、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が5億円の純資金流入で34日連続の純資金流入、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が2億円の純資金流入で12日連続の純資金流入となるなど、特段の影響は見られない。