今晩のNY株の読み筋=金融緩和の長期化観測が堅調相場をサポートか

 きょうの米国株式市場は、きのうのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長講演で平均2%の物価上昇率達成を目指すとの政策方針転換を受け、金融緩和の長期化が景気回復を後押しするとの見方から堅調相場となった流れを受け継ぐとみられる。11月の大統領選挙に向けた民主党、共和党の全国大会も通過し、トランプ、バイデン両候補が繰り広げる「リップサービス」もリスクオンムードの形成に一役買いそうだ。

ただ、堅調相場の中、外交・政治面でのリスクファクターが相場に冷や水を浴びせ得る火種がくすぶっている。特に、注意したいのが米中の対立だ。中国は26日の中距離弾道ミサイル4発の発射を含め、南シナ海で軍事演習を実施。これに対し、米国は中国による南シナ海の軍事拠点化に加わったとして、中国の国有企業など24社を制裁対象に加えると発表するなど緊迫している。このほか、米黒人男性が警官に銃撃された事件への抗議デモにトランプ政権が強権的な姿勢を示していることにも警戒が必要だ。

<主な米経済指標・イベント>
7月個人所得・個人支出

(日付は現地時間)

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