「ひふみプラス」現金比率10%切る、市場の急落リスクくすぶる中「個別銘柄の投資判断重要」

 国内株式型で純資産残高最大のアクティブファンド「ひふみプラス」は6月末時点の現金比率が8.72%と、4カ月連続で低下し、1月以来の低水準となった。

当ファンドを運用するレオス・キャピタルワークス代表取締役社長で最高投資責任者の藤野英人氏は月次報告書で、東京での新型コロナウイルスの感染者増加に触れつつ、株式市場は底堅くも急落リスクをはらんでいるとして「これからは市場全体の動向はさておき、いつも以上に個別銘柄の投資判断が重要になる」とコメント。今後の市場動向次第としつつも、今後は現金比率を10%程度まで引き上げて市場の下落にも対応するとした。

当ファンドの現金比率は1月末時点で0.70%にとどまっていたが、その後新型コロナウイルスによる市場への影響が本格化する前に先んじて現金比率を大幅に引き上げ、2月末時点で31.20%となっていた。

現金比率の機動的な変更が寄与し、年初来(6月末時点)のトータルリターンは1.44%と、TOPIX(配当込み)を9.61%、モーニングスターカテゴリー「国内中型グロース」に属するファンドの平均を5.43%いずれも上回っている。

また、リスクを考慮したリターンであるシャープレシオも過去5年間が0.56と、カテゴリー平均を0.36上回り、カテゴリー内で67本中第1位と非常に優れている。